スタッフの声
令和3年度採用看護師 西川さん
離島に興味を持ち、看護師として働いてみたいと思っていたところ縁あって三宅島で働くことになりました。島で唯一の診療所には、小児から高齢患者さんまで様々な年代の方が受診し、また疾患・症状も様々です。外来診察介助、航空機搬送、小児の予防注射、入院患者の対応、夜間休日は検査や薬剤の調剤など業務が多岐にわたるため幅広い知識の必要性を実感しています。初めてのことは先輩に教わりながら学び、島特有なことを経験することが出来ています。
休みの日は、島内を散歩して自然の雄大さ・偉大さを体感し、シュノーケリングや星空観賞をして自然に癒されています。前職では業務に追われていましたが、自然を満喫しゆっくりとした自分時間がある充実した日々を過ごすことが出来ています。商店もあり、足りないものはネットで取り寄せることができ生活面で困ることはほとんどありません。
自然に癒されながら自分時間が持てる三宅島で働いてみませんか、お待ちしております。
令和2年度採用看護師 鈴木さん
海や山など自然が好きなため島で生活がしてみたい、僻地医療を学びたいと考えて見つけたのが三宅島の診療所でした。
診療所は島で唯一の医療機関です。一般的な外来のみでなく婦人科・精神科などの専門診療も月に2回から数か月に1回行われ、それらの診療の介助、救急車も来るため急患対応・ヘリコプターでの内地搬送、入院患者対応、透析室もあり幅広く学ぶ必要性を感じています。
私は内地では手術室、救急病棟での勤務でした。初めての外来業務や夜間は一人勤務であることなど仕事の多様性に戸惑いましたが、周囲のスタッフ方に助けられながら1年が経過しました。
島での生活は飲食店もあるので自炊をしない日もあります。バードアイランドと呼ばれており蛇がいないため安心して山の散歩ができます。コロナ渦でも楽しめる自然がたくさんあるのが三宅島の良さだと感じています。
ちょっと不便を楽しめる方、三宅島で働いてみませんか?
平成30年度採用看護師 小林さん
「へき地医療を経験したい」、「海の近くで生活してみたい」との思いから、平成30年6月から三宅島で働き始め半年になります。島で唯一の医療機関である診療所には、様々な疾患・症状の患者さんが来所されるとともに、ヘリコプターによる内地への緊急搬送など離島ならではの対応も必要となります。私は卒業後7年間内地の総合病院で勤務していましたが、その後しばらく臨床を離れていたため、診療所の業務に対応できるか不安がありました。やはり実際に勤務してみると、初めて経験することばかりで日々勉強が必要だと実感していますが、医師や先輩看護師をはじめとした診療所のスタッフに支えられ充実した毎日を送っています。プライベートでは移住前からの趣味である、フラダンスとウクレレのサークルに参加しています。それぞれ週1回の活動に加え島内のイベントに参加することもあります。職場以外でも同じ趣味を持つ人とのつながりもでき、島での生活をより楽しいものにしています。
平成29年度採用看護師 白石さん
わたしは静岡県で生まれ育ち県内の病院で働いてきましたが、地域と密着した医療・看護・介護に携わり、他では学ぶことができないことを学びたいという気持ちが高まり、長年勤めた病院を退職し、離島である三宅島に就職しました。業務は主に透析に係る看護を行っていますが、外来業務もこなしています。島の診療所は島内に1か所しかなく様々な疾患の患者さんが来所することから、様々な知識や技術を求められるとともに、臨機応変な判断が求められますが、日々の業務ひとつ一つがとても勉強になっています。
休日は主に趣味のランニングをしていますが、きれいな景色や海を見ながらのランニングは格別です。特に夏場の仕事の後に夕日を見ながら走るランニングは最高なのでおすすめです。
島での暮らしはコンビニが無い、お店も早く閉まってしまう、携帯もつながらないところがある、ガソリンが高いなど内地に比べれば不便なところもありますが、ネット通販も利用でき必要なものは手に入るし、通勤ラッシュもありません。多少不便でも自然の中でゆっくりと時間が流れる三宅島で一緒に働いてみませんか?
平成25年度短期派遣看護師 白川さん
三宅島の診療所には2回ほど派遣でお世話になりました。離島での医療どころか離島で生活する事自体が始めてだったのですが、やはり本島での生活と比べるととても別世界で、本当に良い経験になりました。島民2800人の命を預かっている三宅島唯一の診療所は、日常の外来業務に加え、各専門診療や、その他予防接種など、また全ての緊急に対応していますので、小さな診療所とはいえ、医療者としてはひとつの場所にいながらたくさんの事が学べる環境です。
島の雰囲気はとてもノンビリしていて人と人との暖かい繋がりが感じられます。例えば外来診療をしていて、小さなお子さんを近所のおばあちゃんが連れてきていたり、入院した患者さんが1人暮らしの方であっても、近所の方々が身の回りの世話に来るという光景はこの島では全然珍しくありません。私が普段住んでいる場所では信じられない事ですが、三宅島の人々を見て、これが本来の人間の姿であるべきなんだろうなぁ、と思わされました。
住まいの方ですが、海が見える広くて綺麗なアパートを用意して頂き、何不自由なく過ごせました。バス・トイレ別、お風呂は広くて追い焚き機能があります。テレビや暖房器具を含めた全ての家具が揃っていて、広さもひと家族が住めるくらいでしたので、本当に贅沢に過ごせました。
朝は三宅島の自然に囲まれながらウォーキング兼出勤、海が見えるスポットでは缶コーヒータイム、こんな贅沢な出勤は都会では考えられません。日勤が終われば急いでアパートの近くの海岸まで行ってサンセットタイムを楽しみました。波の音を聞きながら岩に腰掛けて見る夕日に毎日心が洗われていました。
休日は車を借りて島観光を満喫しました。三宅島は一周どこを廻ってもとにかく綺麗で感動の連続です。ここが東京都だなんてとても信じられません。海ではイルカが見え海亀が見え、仕事をしに来ているのか、観光に来ているのか…といった感じでした。
スーパーが近くに3件もあり、お惣菜も買えます。全く不自由はしませんでした。ラーメン屋や、焼肉屋、定食屋、居酒屋も近くにあります。コンビニこそありませんが、こういう自然に囲まれた環境ではコンビニを欲する気持ちも湧かず、コンビニが懐かしくなる事なんてありませんでした。
2回派遣させて頂いた中で、こういう僻地では特に医療者が必要とされている現実を本当に良く理解する事ができました。地元のナースさん達は少ない人数で本当に良くやっていると、頭が下がります。また機会があったらこの三宅島の診療所に再び来させて頂きたいと思います。
三宅村中央診療所
〒100-1101 東京都三宅島三宅村神着937番地
TEL:04994-2-0016